赤ちゃんから楽しめる!保育士オススメの楽しいおもちゃ【年齢別】
子どもの頃、一番触れ合うものと言えば、やはり玩具です。
しかし、おもちゃ売り場に行ってみると本当にたくさんのおもちゃがあり、「一体どのおもちゃをどれだけ買えばいいの・・・?」と迷ってしまいますよね。
今回は、元保育士の私が自信を持ってオススメできる楽しいおもちゃを、年齢別にご紹介します♪
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著者:きょう /岡山県/30代後半女性/保育士歴9年
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0歳児向けの玩具
初めての赤ちゃんが生まれた時に、玩具がたくさんあるというおうちはあまりないでしょう。
生まれたばかりの赤ちゃんには、一体どんなおもちゃを用意すればいいのか分からないですよね。
気になっておもちゃ売り場を見てみても、赤ちゃん向けのものはほとんど6カ月ごろから、などと書かれていませんか?
そうです。実は赤ちゃんにとっておもちゃというのはそこまで大きな意味をなさないのです。
なぜなら、赤ちゃんには目に映るもの全てが新鮮で、おもちゃで遊ぶというよりも何か興味のあるものに手を伸ばしたり反応したりして過ごすことが大半だからです。
ですので0歳児に向けては最初から玩具を用意する必要はあまりありません。
少しずつ成長してきたら、タイミングをみて「おしゃぶりガラガラ」を用意してあげるのがオススメです。
ネフ社と言えば、おしゃぶりを作り続けて30年という老舗のブランドであり、赤ちゃんが持ちやすいか、楽しいか、ということをとても注意深く研究してくれています。
品質も機能性も素晴らしく、材質も木で温かみのあるおもちゃですね。
がらがらとしても使えますが、赤ちゃんが小さいうちはボールの部分をなめていることが多いでしょう。口に入れても安心なおもちゃです。
1歳児向けの玩具
続いて1歳になるとどうでしょうか?
赤ちゃんの時のように寝ている時間は本当に少なくなり、歩いたり走ったり、と活動的になります。
ここでは身体的に大きく成長する時期でもありますので、できればそういった成長を後押しするおもちゃを用意したいですね。そこで「ポコポコくまさん」はいかがでしょう?
手押し車なので足が覚束ないうちからしっかり歩く練習ができます。
それと同時に動かすとくまさんが太鼓をたたいてくれるので、気に入ったら毎日このおもちゃで遊んでくれることでしょう。ポコポコと木の優しい音が1歳児には嬉しいですね。
また、1歳児は指先の動きもとても発達します。
小さなものをつまんだり、引っ張ったりとします。指先は第二の脳とも言われているんですよ。
そこで、指の動きもサポートできる「ビーズコースター」もオススメです。
指先の運動をサポートしてくれると共に、中心についている鏡が不思議な世界を広げてくれます。
もちろん、ミラーは割れないような安心設計をしてくれているので、1歳児でも安心ですね。
また、「森のうんどうかい」もきっと子どもは気に入ってくれると思います。
仕組みは簡単で、スロープの上を森の仲間たちが走っていくおもちゃです。
おもちゃの仕組みは「車をおく⇒滑る⇒落ちていく」の繰り返しです。
本当に単純なおもちゃですが、1歳児にしてはこの繰り返しのおもちゃがとても楽しいのです。夢中で遊び何度も何度も繰り返すことでしょう。
もしかすると立ったりしゃがんだりを繰り返すかもしれません。実はこれも、1歳児にしては素晴らしい運動になるのです。
単純だからこそ、子どもたちが夢中になって遊び、自分なりの遊びを見つけられるおもちゃになっています。
2歳児向けの玩具
あんなに小さかった子どもも、2歳になると言葉を喋るようになったりより活発に動くようになったりします。ごっこ遊びも増えてくるでしょう。
そこでおもちゃも少しずつグレードアップしなくてはいけませんよね。
まず、おすすめなのは「ままごと」です。
ままごとのおもちゃを選ぶ時に必要なのは、どれだけ本物っぽくなっているか、という点です。
お母さんたちがいつもやっている料理にどこまで忠実であるか、が子どもにとっての魅力なんですね。
なので、このように野菜も本当に切っているかのような疑似体験ができるおもちゃは素敵なんです。
さらに「つみきのいえ」もオススメのおもちゃですよ!
積木の形といえば三角、四角、丸ですよね。でもこの単純な形を組み合わせるだけで、色んなものを作りだすことができるんです。
とっても大きなものを作ることもできるし、自分の好きなものをたくさん作ることもできます。2歳になってくると少し遊べる範囲が大きなおもちゃがおすすめですね。
3歳児向けの玩具
3歳児になると今度は意識が外に向かっていく時期です。
自分以外の「お友達」に興味を持ち始め、まだまだうまくはいきませんが友だちと関わって過ごそうとすることがあります。
公園など外遊びに行っても活発に遊ぶことができ、滑り台なども自分1人で滑りたいという子どももいるかもしれません。
公園に行くのなら、「砂場セット」を持っていくのも1つの選択肢ですね。
砂場がない公園でも、もしかすると普通に公園にある土を掘ったりすくったりということも考えられます。
猫の糞尿が気になって公園の砂場にいけないというのなら、海の近くの砂などもいいですね。もちろんおうちのお庭の土も、子どもが触っても大丈夫だと思えれば立派な砂場になりますよ。
土遊びは3歳児の時にぜひとも経験しておきたい遊びです。
ほとんどの保育園で砂場があるのは、土遊びが本当に大切な遊びだからなんですね。
他にも、外で活発に遊ぶ機会が増えるので「シャボン玉セット」なども重宝しますね。
吹くことはできなくてもできたシャボン玉を追いかけていく姿も見えるでしょうし、それだけで楽しさを感じられます。
他にも、室内では「マグフォーマーズ」などの、じっくりと集中して遊べるおもちゃもいかがでしょうか?
何かに集中する時間はまだまだ長くはありませんが、それでもどうにか自分で工夫して遊ぼうとする気持ちはあります。
気持ちと体がリンクしないので怒ってしまう子どももいるとは思いますが、そこを手助けしてあげながら一緒に楽しんでみましょう。
4・5歳児向けの玩具
4・5歳児にもなるとしっかりと自立して、自分たちで何かを作りだすことに興味を持ってきます。
例えば、牛乳パックと割り箸があれば何かを作り上げられる力を持つ子どももいます。
また自分の周りにいる大人の仕事にも少しずつ興味を持ち始める子どももいます。
そこで「大工さんセット」はいかがでしょう?
きっと家庭ではあまり見る機会の少ない工具がたくさんですよね。
そんなものが自分のおもちゃでやってきた!となると嬉しい子どもは少なくはないでしょう。
他にも手先が器用な子には「ワミー」もオススメです。
コツを掴むまで時間がかかりますが、それでもコツさえつかめば幾通りにも遊ぶことのできるおもちゃです。
このように、4・5歳児になると知的好奇心を満足できるようなおもちゃも喜ばれますね。
まとめ
玩具とは本当に奥の深いものです。
知育玩具ばかりを与えればとっても利発な子どもになるのかというと、決してそうではありません。
確かに知育玩具は優れていてどれもオススメです。でもそれだけでは子どもは楽しくありませんよね。
子どもの年齢にあったおもちゃで自分の子どもが一番「楽しい」と思えるようなおもちゃも選んであげて下さいね。