夏といえば水遊び!保育園で子どもが喜ぶ遊びネタ4連発
夏独特の遊びといえば、水遊びですよね。
子どもたちのテンションが一気に上がり、雨が降ると残念な顔を見せる子どもも少なくありません。
てるてる坊主を作ってまで楽しみにする子もいますよね。
そんな楽しみに応えるべく、水遊びのネタを考えるのもまた保育士さんの重要な仕事です。
そこで今回は子どもが喜ぶ水遊びのネタを4つご紹介します。
これからの季節の参考にしてみてくださいね♪
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著者:きょう /岡山県/30代後半女性/保育士歴9年
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プールde玉入れ!
まず、最初にご紹介したいのは年長さん向けの水遊びのネタです。
年長さんともなれば体もしっかりしてくるので、水で楽しんで遊べますよね。
しかも、保育園のプールならそこまで水深がないので、存分に遊ぶことができます。
そこで、プールの中で行う「玉入れ」はいかがでしょうか?
▼用意するもの
・帽子×2
・かご×2
・カラーボールたくさん
▼準備
まず、帽子にかごをつけなくてはいけません。
これは玉入れのかごの役割を果たしますので、しっかり固定し、少し動いたぐらいでは外れないようにしなくてはいけません。
また水に濡れるということも考えると、両面テープなどで張りつけるのはやめたほうが無難ですね。帽子は水泳帽ではなく、普通のカラー帽子で十分でしょう。
保育園に予備などでおいている場合はそれを借りるといいですね。
この帽子にかご、というよりザルのようなものを縫い付けるとそれででき上がりです。
▼遊び方
基本的に普通の玉入れと同じ遊び方をします。
カラーボールの色がそろわないという場合でも、鬼を2人用意すれば、「どっちのかごに何個入ったか」や「チーム分けを」して合計数を競うこともできます。
まず、カラーボールをプールに浮かべます。
そしてプールの中に鬼役が2人入ります。
その後、用意スタートの合図とともにボールをかごの中にいれるのです。
一定時間が経過したらそこでおしまいにして何個入ったかを競います。
ちなみに、カラーボールの色が2色で揃わない時は、子どもを2チームに分けて、一回ずつ見学するという方法も取れます。
こうすると、水の中に入りっぱなしを防げますので、休憩にもなってちょうどいいかもしれませんね。
タコさんジョウロ
年長さんなら体中を使って楽しめる遊びも、年少さんになるとなかなか難しいですよね。
そこで今度は、年少さんがしっかりと水と触れあって楽しめる遊びをご紹介します。
▼用意するもの
・ペットボトル
・ビニールテープ
・油性マジック
・キリ
・ひも
▼準備
まずは「ペットボトル」を半分に切ります。使うのは、切った下の部分です。
大きさは何通りあってもいいと思います。
例えば、2Lなら2Lの楽しみがありますし、500mlなら500mlの楽しみ方があります。
ただ、できるだけ柔らかいペットボトルを使った方が切りやすいので簡単にできますよ。
次に、ペットボトルの切り口に「ビニールテープ」を巻きます。
この時、できればタコに見えるように赤色のビニールテープで巻きましょう。
手を切らないように、ここはしっかりと、巻きつけます。
その他の部分もビニールテープを巻きつけてもいいんですが、そうせず、あえて透明にしておくというのもいいですね。
このペットボトルの側面には、タコの目と口を書いておきます。
そして底の部分に「キリ」でいくつか穴を開けます。
あわせて、口の部分にも穴をあけておいてもいいですね。
さらに、ペットボトルの切り口側に、左右1つずつ穴をあけてここにひもを通しておきます。
こうすることで、子どもが持ちやすくなりますよ。
最後に、底の部分にビニールテープを貼り合わせたものを8本作りタコの足にします。
こうすることで、タコの足の間からも水がたくさん出てきます。
▼遊び方
年少さんは大きなプールに入ることができない場合もありますので、この作ったタコさんジョウロを水の中に浮かべておきます。
あとは、子どもたちが水を入れてそれを流して、をくり返します。
このジョウロを使って打ち水をしたり、保育園にある花壇に水をあげたりすることもできますね。
楽しみながらいろんな習慣を知る、いい機会にもなりますよ。
牛乳パックで宝さがし!
続いてはいつもの宝さがしにプラスアイテムで雰囲気の変わる遊びをご紹介します。
年少さんは水の中が見れる遊びとして、年中さんからは宝さがしをする目的を持って遊べるので、みんなで出来そうですね。
▼用意するもの
・牛乳パック×人数分
・ラップ
・輪ゴム必要なだけ
・プールに沈める宝物
▼準備
牛乳パックを使って水中メガネを作ります。
まず、牛乳パックは開かず、半分に切ります。
そして底の部分も切り取り筒状のものを作りましょう。
両方の出口にラップを貼り、ラップが取れないように輪ゴムで口をします。
こうすることで、顔をつけて目を開けなくても水の中が覗けるようになります。
▼遊び方
まず最初にプールの底に宝物を入れておきます。
そして「今日は水中メガネを使って宝探しをしましょう!」と最初にルールを決めましょう。
年長さんはいつもと違う水中の見え方に驚くでしょうし、どんな風に使えば一番効果的に使えるかを発見できる子どももいるかもしれません。
年少さんなどは、まだ手がうまく使えないかもしれないので、水の中にある自分の足や友だちの足を見ることから始めてみてはどうでしょうか?
顔をつけてないのに水の中が見えることに、子どもたちはきっと喜びを感じることでしょう。
紙コップでヨットレース
今度はプールに入る必要のない遊びをご紹介します。
もちろん入ってもアレンジ次第で遊べますので、年齢に合わせた設定をして下さい。
▼用意するもの
・紙コップ
・ハサミ
・クレヨン
▼作り方
年長さんなら最初から全部1人で作ることもできる制作遊びです。
紙コップの底から2cm上の辺りをグルリ、と切ります。
この時、一周全部切らずに、残り3cmほど残して切り込みを入れます。
切った広い部分を今度は飲み口の方から斜めに切ります。
このとき、下の部分がきちんと底と繋がってるところを残すようにして作ってください。
斜めに切る切り方は自由にアレンジできます。
例えば、三角が2つになってもいいですし、クリスマスツリーみたいな形になっても構いません。
最後に、このヨットの帆の部分に色をつけます。これで完成です。
▼遊び方
大きなプールに入れて遊ぶ場合はこれを浮かべて、ストローで後ろから吹いてみると進むことを伝えます。
また友だちと競争をしてもいいですね。
その場合プールの端から端までヨットレースを開催するのも面白いかもしれません。
プールに入らないのであれば、小さめの「たらい」などに浮かべてもかわいいですね。
ヨットの帆の部分を自分の好きなようにアレンジできますので、自分のがどれか分かりやすいということもあります。
ヨットの上に人形を乗せてみるのも面白いと思いますよ。
【子どもと水遊びをする際の注意点】
とっても楽しくて、夏ならではの遊びですが、水遊びには一歩間違えれば重大な事故になってしまう危険も潜んでいます。
そこで、子どもたちには毎回約束を守ってもらうようにしましょう。
・走らない
・押さない
・引っ張らない
・飛び込まない
・先生の話をよく聞く
・友だちの上に乗らない
などは最低限約束をしたほうがいいですね。
これらの約束は、最初は守りにくい子どももいるかもしれません。
しかし、「まあ仕方ない」と見逃してはいけない約束です。
何回も言いますが、水の事故と言うのは命に関わります。
保育士も、この7点は最低限意識しましょう。
・子どもの健康状態のチェック
・食後すぐは入らない
・トイレに行かせてから入る
・水着の紐は短く結ぶ
・時間を守って入り過ぎない
・こまめに休憩をとる
・複数の保育士で見守る
まとめ
非日常である水遊びは子どももすごく開放的な気持ちになります。
楽しくて楽しくてたまらない!という子どももいれば、顔に水がかかるのを怖がるという子どももいます。
複数の保育士でしっかりと見守り、子どもたちが無理なく水遊びを楽しめているか、危険はないかをもう一度よく確認するようにして下さいね。