夏のプール、保育士はどんな水着を選ぶ?日焼け対策は?
夏になりましたね。
子どもたちにとって、待ちに待ったプール遊びが始まります。
でも保育士にとっては、「水着はどうしよう?」であったり、「日焼け対策を万全にしなくっちゃ!」など、なかなか楽しんでいられない忙しい時期でもあるんですよね。
今回は、夏本番に向けて保育士が気になる「水着」と「日焼け対策」についてお話したいと思います。
----------------------------------------------------------------
著者:きょう /岡山県/30代後半女性/保育士歴9年
----------------------------------------------------------------
保育士の水着の選び方&注意点
水着選びで一番気にすべきポイントは、「この水着、ちゃんと機能性高い?」ということです。
ビキニやフリルがたくさんついたかわいらしい水着は、プライベートにとっておきましょう。
では具体的にどんなタイプの水着を選べばいいのかというと、ずばりスポーツタイプの水着がいいでしょうね。
もちろんワンピース型の水着でもいいのですが、できればハーフパンツがついているセパレートタイプがおすすめです。
ラッシュガードを着てもOKな保育園もあると思いますので、その辺りの事は先輩の保育士に聞いておきましょう。
セパレートタイプの水着がおすすめな理由に、着脱しやすいという点があります。
プール遊びは子どもより先に着替え終わって着替えの手伝いをしたり、子どもより後に着替えてプールの後片付けをしたり・・・と、保育士がしなくてはいけないことはたくさんあります。
なので、ワンピース型の着替えにくい水着を選ぶより、セパレート型ですぐに着脱できるもののほうがおすすめなんです。
特にトップスの部分にチャックが付いているものはプールに入ったあとも体に張り付きにくく、すぐに着脱できます。
またセパレートタイプの水着ならクラスの中が落ち着くまでハーフパンツをはいて作業をすることができますよね。
あまりおすすめではありませんが、どうしても仕方のない時はとても役立ちます。
さらに水着選びで注意しなくてはいけないのは、サイズです。
ぴちぴちのサイズではもちろん動きにくいのですが、ブカブカのものを選んでしまっても、水の中では予想以上に動きにくいです。
自分のサイズにあったものを選ぶというのが基本中の基本ですよ。
そして次は水着の色です。
何色がいいというのはありませんが、黒や紺が無難でしょう。
白になると透けてしまう可能性もあります。
子どもにみられるのも恥ずかしいですが、プール遊びは複数の保育士で付き添うことになりますので、他の保育士さんにどう思われるかというのも考えなくてはいけませんよね。
他にも、蛍光色やあまりにも派手でビビットな色は避けましょう。
プールや外遊びでの日焼け対策
夏のプールや外遊びでは、ジリジリと照りつける日差しがどうしても気になってしまいますよね。
帽子やサンバイザーなどの日焼け対策はもちろん欠かせません。
プール遊びのときは、保育園で禁止されている場合にはできませんが、薄手のパーカーやラッシュガードを着てもいいという場合はぜひ着るのをオススメします。
また外遊びの時も、最強の日焼け対策は長袖を着てしまうことです。
暑いですが、大事なお肌のことを思えば耐えられる…!という方も結構いらっしゃいますよね。
また、朝の支度の時に日焼け止めを塗るというのも欠かせません。
なぜなら、保育現場では日焼け止めを何度も塗り直すことが難しいからです。
もちろん、塗り直さないと取れていくのですが、それでも元から塗っていないのと塗っているのでは紫外線の吸収率が違うでしょう。
「もっとしっかり対策したい!」という方におすすめしたいのは、飲む日焼け止めです。
なんと、この薬タイプを飲めば一日効果が続くそうです。
面倒な塗り直しもなく、それでいて、成分は天然由来なので飲んでも安心です。
日焼け止めをこまめに塗る方が一番効果はあるでしょうが、保育士はなかなか難しいので、飲む日焼け止めを使うというのも便利でいいですね。
他にも、日焼け止め対策をするのなら、ファンデーションや基礎化粧品にもSPFが含まれているものを選ぶといいでしょう。
もちろん効果は薄いですが、塵も積もれば山となる・・・です。
そして最後にプールや外遊び前の給食にも注意してください。
実は紫外線の吸収率をUPしてしまう食べ物があるんです。
それはオレンジなどの柑橘系の果物です。紫外線を浴びるかもな・・・という前にはできるだけこういった果物は口にしないようにしましょう。
逆に日焼け対策になる食べ物もあります。
それは「トマト」です。
トマトに含まれているリコピンが日焼け対策に効果的な食べ物なので、できるだけ摂取するようにしたいですね。
加熱するとリコピンが増えるようで、トマトペーストをスプーン一杯で十分に効果があるようですよ。
他にも、サツマイモ・ブロッコリー・アーモンドなどにも同様の効果がありますので、夏は積極的に食べたい食べ物です。
子どもの熱中症対策も欠かせない!
保育士さんは自分の事ばかりに気をつけてはいけません。
一番に守るべきは子どもの健康です。
夏というのは子どもも活動的になるもので、さらに気温も上がるので熱中症対策には万全の対策が必要です。
例えば、園庭には陰がありますか?
何も遮るもののない園庭ならテントなどを建てて子どもが休める場所を提供しましょう。
また、外遊びの途中で一度休憩時間を取り、水分補給も必要です。
あまりにも冷えた飲み物になるとお腹がビックリしてしまうこともあるので飲み物の温度にも気をつけましょう。
後は子どもの様子を注意深く見守る事が必要です。
顔が真っ赤になっていないか、息苦しそうにしていないか、を常にチェックして、必要なら医務室などを利用しましょう。
まとめ
夏の保育現場というのは注意しなくてはいけないことがたくさんありますよね。
自分の事もそうですし、子どもの事もそうです。
それに加えて毎日の保育の準備と本当に保育士さんは大変な仕事です。しかしその分やりがいも大きいですよね。
しっかり注意するところは注意して、楽しいプール遊びを展開してください。