保育士が選ぶ!「子育てママや保育士に読んでほしい本」4選
子育て中のお母さん、お父さん、そして保育士さん。
毎日の子育て、本当にお疲れ様です。
元気いっぱいな子どもと接しながら毎日を送っていると、
「ふとした瞬間に自分の内面と向き合う瞬間」がありませんか?
それって実はとっても素敵で、大切なことなんです。
この時にもし「疲れたな」と感じたなら、本のページを開いてみてください。
ほんの1ページからでもいいのです。
今回は保育士経験者の私から、子育ての疲れや迷いを癒してくれる本をご紹介します。
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著者:きょう /岡山県/30代後半女性/保育士歴9年
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子育てに疲れた時に読んでほしい至高の本
子育ては毎日繰り返し行われるので、終わりが見えないものでもありますよね。
毎日笑顔でいるのが子どもにとっては良いと分かっていても、それを実践し続けるのは難しいですよね。
イライラする日もあれば、必要以上に子どもに怒ってしまうこともあります。
そこでふと「子育てに疲れたな・・・」と感じた時に読んで欲しいのが
「家族みんなが笑顔になれる!おだやかママの幸せ子育て法」という本です。
筆者はトップブロガーのLICOさん。
ご自身も3人のお子さんを子育て中のママさんで,
「今日の子どもたちには今日しか会えない」というのをモットーにブログを書かれています。
LICOオフィシャルブログ「子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法」Powered by Ameba
本に書かれていることは嘘偽りのないママの本音で、必ず共感できる部分があるはずです。
泣いてしまうことも多いでしょう。何故これほどまでに心を揺さぶられるのか、というと、本当にママの辛さを知っている人が本当の言葉を綴っているからです。
子育てに疲れたなあ・・・と感じたら思い切り泣いてしまいましょう。
「ママは泣いたらダメだから」と、気丈に頑張っているママも素敵です。
でも、こうして泣いてしまえるママも本当はとてもとても素敵なんですよ。
いっぱい泣いてスッキリしたら、子育てにまた立ち向かう力がフツフツと湧いてくることでしょう。
子育てに迷った時に読んで欲しい至高の本
次にご紹介するのは「子どもはみんな問題児。」という本です。
著者は「ぐりとぐら」シリーズで有名な中川李枝子さんです。
ご自身も保育士をしていたという経験をもとにこの本を書かれており、
「自分の子育ては本当にこれで合ってるのかな…」と不安に思った時に読んで欲しい本です。
こういったときに育児書を手にする方も多いのですが、あまりおすすめしません。
なぜかというと、自分が思っている内容を後押ししてくれるような育児書ならいいのですが、そうでない場合、育児書を読んでしまうと余計に迷うことになるからです。
自分が正しいと思えない育児の方法を実践していても、なかなか思うようにはいきません。
子育てには正解も不正解もなく、自分が思うように子育てすることが一番の正解なんです。
身の回りに溢れている情報に振り回されてしまい、自分の子どもの本当の姿を見失ってはいませんか?ということをこの本は問いかけてくれます。
そして目の前にいる子どもをしっかりと見つめて、抱きしめてあげれば何も心配することありませんよ、と後押しをしてくれる本でもあるのです。
お母さんが迷いながら子どもに接すると子どもは余計に不安に感じます。
ぜひ、この本を読んで子どもたちの本当の姿を知って下さい。
そうすることで自分の子育てに自信がつきますよ。
大笑いしたい時に読んで欲しい至高の本
「とにかく何も考えずに笑いたい!!」そんな瞬間ってありませんか?
子どもを叱ってしまった時。
何か不安に思うことがありそれを少しでも忘れたい時。
笑うということは人間にとって大切な要素ですよね。
そこで何もかも吹き飛ばしてくれるぐらい笑える本が
色気は分娩台に置いてきました。という本です。
著者のヤマダモモコさんはもともと、Instagramで子育てのリアルな日常を発信していました。
そうするうちに多くの人から絶賛の声があがり、今回書籍化されたようです。
内容は「おしゃれママ」たちに一石も二石も投じるような内容になっていて、毎日子どものためだけに生きている新米ママさんを支える勇気になっています。
本当にお母さんと言うのは大変な仕事だなあ、と思いながらも、読みながら大爆笑してしまいました。「あるある!!」と頷くことも多ければ「そうなんだよ!」と共感して怒りを覚えることもあるという、読み応えもバツグンな一冊です。
感情が洪水のように押し寄せてきますが、それでいて読んだ後は「あー面白かった。」と思わずつぶやいてしまうことでしょう。
子どもに読んであげたい至高の絵本
子育てや保育中は、絵本を読む機会も多いですよね。
どんな本を読んであげればいいのかしら・・・と悩んでしまうこともありますが、「これはこの絵本がいいですよ!」と一概には言えません。
なぜかというと、子どもの年齢に合わせて、それぞれ読むべきタイミングというものがあるからです。
そこで、3歳を超えたあたりの子どもにぜひ読んであげてほしい絵本を今回はご紹介します。
それはへんしんトンネルという絵本です。
著者はあきやまただしさんで、「はなカッパ」を書かれた方でもあります。
このへんしんトンネルは、トンネルの中に入っちゃうと出口では違うものに変身しちゃうといったストーリーの絵本です。
実はこの本の読み聞かせには少しテクニックがいります。
テクニックというほどのものでもないかもしれませんが、とにかく言葉遊びを楽しむ絵本なんですね。
例えば「ゴマ」がへんしんトンネルにはいると「孫」になって出てくるといった具合です。
この時、書かれている字の部分だけを読んでも何にも楽しくありません。
「ゴマ」が一体いつになったら「孫」に変身するのか、というのを子どもたちは楽しむのです。
しっかり口の運動をして「ゴマ」が「孫」に変身するまで「ゴマ」を連呼してみましょう。するといつの間にか「孫」になっていると思います。これに気付いた時、子どもたちはとても喜び、本の真価が発揮されるのです。
私が保育士をしている時にも、このへんしんトンネルを読めば必ず子どもたちがニヤニヤしながら最後まで聞いてくれるという、ある種「鉄板」の絵本なんです。
まとめ
以上、私のオススメする本を4冊紹介させていただきました。
あなたの心に響く本はありましたでしょうか?
この他にも、子育てに関する本や、子どもに読みたい本は本当にたくさんあります。
本を読むのは苦手だから・・・という方もまずは1ページ読むことで新しい世界を開くことができますよ。
毎日の子育てにふっと力を抜く瞬間を作るためにも、本を読んで違う世界に入ってみませんか?