保育士が幼稚園教諭免許を更新をしよう~講座はこんな感じ~
- 幼稚園教諭免許更新!教員免許更新講習の流れ
- 講習+テスト、当日の天気にもご注意を
- 必修領域の講習、内容は充実
- 講習を欠席すると、更新に必要な単位が取れない場合も
- 難易度は低いが、手が疲れるテスト内容
- 実戦向きではないが、意味のある更新講習。もっと効果的にするには
- 幼稚園教諭の免許の更新を受けて思う、行くべきかどうか?
保育士も、幼稚園教諭免許の資格更新をしましょう!
先日、幼稚園教諭の資格を更新しにいってきました。
保育関係の方であればご存知かと思いますが、保育士として働いていると意外と忘れてしまうのが「幼稚園教諭の免許」の更新。
今後つかうのか使わないのか、とちょっと迷ったのですが、せっかく取った資格です。更新にいってきました。
幼稚園教諭免許更新!教員免許更新講習の流れ
教員免許更新講習は基本的に同じような形で進んでいきます。
まず、6時間の講習を受けるのですが、最後にテストを受ける必要があります。この提出を持って講習の合否を判定されます。
といっても、ほとんどの先生がおっしゃっていることとしては、「落とすためのテストではない」と言うこと。テストに対してそれほど心配しなくても大丈夫でした。
講習+テスト、当日の天気にもご注意を
さて、私の受けた講習初日はなんと台風が接近していました。上陸も間違いないと前日から盛んに報道されるという最悪のコンディションでした。
幸い、夏休み中でしたので、わが子の小学校は休みですから安心ですが、自分が研修に行くべきかどうするか悩みます。受講する大学のHPを見ますが、更新講習についての情報は0。とにかく電車が動いているうちはいかなければと、完全防備で向かいました。
ハーフパンツを着て、長靴を履いて、昼食を調達することができない可能性が高いと踏んでいたので、おにぎりを握っていきました。そして普段は使っていない大きめのリュックサックの中に下着まで着替えを入れ、45Lのポリ袋をかぶせて背負っていきました。
実際に自宅から最寄り駅まではそこまでではなかったのですが、大学の最寄駅から大学までの道でずぶぬれになっていきました。
そのため、早目に家を出ていたので時間よりもずいぶん早く到着し、トイレにこもり着替えたのですが、同じような方が多かったらしくトイレがずいぶん混みあいました。
必修領域の講習、内容は充実
初日は必修領域の講習でしたが、なんと4人の先生が90分ずつ講義をするという盛りだくさんの講義でした。
台風はどんどん迫ってきて、講習の間、何度も土砂災害情報が入ります。
講義中、携帯電話はもちろんマナーモードにしてあるのですが、土砂災害情報はこんな場合でも大きな音がなるんですね。キャリアの違いか、少しの時間差があって鳴り響くので、そのたびに講習は中断していました。
大学のある市の一部では避難勧告が出て、接続する路線では運休の情報も出ていました。本格的に家に帰る方法がなくなるのではないかと言う不安が脳裏をよぎります。
時間がたつにつれて、ガラス張りの大学の講義室のある建て物から見える外のすごいこと、遭難している気分になるほどでした。
講習を欠席すると、更新に必要な単位が取れない場合も
そんな中、講義をしている先生から今回の講座を申し込んでいる人のうち、欠席と連絡があったのは1名だけだったとお聞きしました。
そして、今回の講習は振り替えがなく、欠席したら単位が取れなかったということもわかりました。
結果から言えば、頑強な建物でしたので何も被害はありませんでしたし、帰宅時間前に台風は通り過ぎ、台風一過の快晴のなか、多くの木々が散乱する中を無事帰ることができましたが、もし怪我があったらどうするんだろうと不安になりました。
やっとのことで見つけた講習をみすみす逃すことはできませんが、やはり安全あってのことだと思うと、荒天時の対応や自然災害時の安全性などをもっと検討してほしいと感じました。
難易度は低いが、手が疲れるテスト内容
すべての必須講義がそうなのかはわかりませんが、私が受けたのは90分の講義を4つ、各講義の最後15分でテストと言うものでした。
授業自体も盛りだくさんでしたので、お話が最後まで到達しない中、テストはとにかくひたすら書く、と言う感じでした。
久しぶりに手書きであんなにたくさん字を書いたと思います。
次の日からの選択必須・必須授業は、6時間同じで先生に講義をしていただき、最後に20分程度テストを受けました。
大学の授業であれば半期かけてやるような内容を6時間で習うのですからどっちにしても盛りだくさんでしたが、1日目のボリュームを知っているので、その後は少しゆったりしたように感じられたのでよかったです。
実戦向きではないが、意味のある更新講習。もっと効果的にするには
たまたま、近くで休憩中などにおしゃべりさせていただいた方が、お二人とも中学校の英語の先生でした。
私自身も、保育に直結するような内容の講義はほとんどありませんでしたが、その先生方もすぐ役だつような内容ではないと言っていました。
でも、講師の先生もおっしゃっていましたが、幼稚園(保育園)から高校までの先生が受ける研修ですから、すべての先生にとって内容が仕事にすぐ役立つものにするのは不可能です。
普段、自分がやっていることと関係ないことでも、指導者としての資質だったり、幅だったりを広げるための講習と考えれば、全く意味のないことでもないのかもしれません。
でも、正直なところ、下を向いて聞いていらっしゃるのかどうか…と感じる方も周りに見受けられました。
やはり、更新講習のあり方は、もっと考えていただく必要があると感じます。
幼稚園教諭の免許の更新を受けて思う、行くべきかどうか?
5日間の研修を通して、一番感じたのは達成感です。
やり遂げたと言う気持ちでいっぱいになりました。制度や講座の内容など検討してほしいところはたくさんありますが、普段はなかなかできない『教わる立場』になりいろいろ考えるところがありました。
そしてここでも、保育士だと言うと「いろいろ大変なんですってね」と口をそろえて言われました。
同じような仕事をしているようでも、保育士の待遇や処遇の悪さは有名なのですね。
私たち保育士の仕事が、他の先生方のお仕事に比べて劣っているわけでも努力してないわけでもないのにとちょっとさびしい気持ちになりました。
今度、お会いすることがあったなら、同じ子どもを育てる仕事をする仲間として同じ立場でお話ができるようになりたいと、切に願う、そんな5日間でした。