【保育士辞めるのちょっと待って!】パートでなら続けられそうな理由
「保育士の仕事は好きだけど、結婚や出産をしたら辞めないとな…」
「保育士の仕事は好きだけど、あんまりにも残業が多くて体壊しそう…」
子どもが好き、保育士としての仕事が大好きであっても、女性ならではのライフイベントや、激務に追われると仕事を続けられるか悩んでしまいますよね。
実際、保育士の仕事と家庭を両立できる気がしないという理由で退職されてしまった方は結構多いです。
しかし、そんなもったいない理由で保育士を諦めてしまった人に、どちらも丸く収まる働き方があるので、是非ご紹介したいと思います!
「好きだけど辞めないと…」を「好きだから続けよう!」に変えてみませんか?
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著者:きょう /岡山県/30代後半女性/保育士歴9年
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パートの仕事内容で多い「保育補助」って?
家庭も仕事も両立できる働き方、それはパート保育士です。
正規の保育士と同じで、保育園との直接契約を結ぶ働き方になります。
一般的には、ハローワークや保育士求人サイトで求人を探して、応募することになると思います。
そんな求人情報を見ていると、気になる所がありませんか?
パート保育士の勤務内容には、多くの場合「保育補助」と書かれています。
「パート保育士って興味はあるけど、保育補助って一体なんだ?」と思いますよね。
保育補助というのは、基本的に正規の保育士さんの保育を補助する役割です。
保育施設でのクラス運営には担任の保育士がつきます。
年齢が低くなればなるほど、保育士1人に対する受け持ちの人数が少なくなるので複数担任のクラスが目立ちますよね。
そこで、正規の保育士さんと一緒になってパートの保育士が担任になるというパターンが多いんです。
ここでの具体的なパート保育士の仕事内容は
・「副担任」の役割をする
・クラス運営についていけない子どものフォロー
・掃除や配膳などの準備
などがあります。
「主担任」は正規の保育士がすることになりますので、パート保育士は毎日の保育内容などを考える必要はありません。
それに伴う保育の準備物は一緒に作る必要がありますが、それでも負担は少ないでしょう。
また、保育中も正規の保育士さんが「主」の役割をしますので(絵本読んだり、遊びを展開したり)、パート保育士さんはその間に保育室の環境整備などを任されることが多いと思います。
掃除や配膳などはパート保育士さんがする、といった感じですね。
基本的に保育補助なので、先頭に立って何かをする!という仕事からは解放される働き方なんです。
その分、正規の保育士の時に感じていた、毎日の充実感ややりがいは薄くなるかもしれませんね。
しかし中には、正規の保育士さんと同じ仕事内容を求めてくる保育施設もあるようです。
そうなると、負担は大きくなります。
持ち帰り残業とかは嫌だなあ、と思う人は責任が増えやすいフルタイム(8時間)で働くのは避けた方がいいでしょう。
パート保育士の魅力はなんといっても勤務時間!
保育士不足が叫ばれる中、保育士として復帰する人の多くは「パート保育士」として復帰する人が多いです。
パート保育士には他にはない素晴らしい魅力があります。
それは勤務時間です。
パートなので、予定時間がくれば勤務はおしまいです。
朝も、保育園と契約する時に自分が出勤する時間を決めれば、その時間より早く動くことは強制されません。
また、逆に朝の保育だけ参加したいという働き方も可能で、短時間パートという選択肢もあります。
短時間パートというのは、正規の保育士さんの負担を少しでも減らすために設けられた働き方で、朝の保育の時間だけだったり、延長保育の時間だけといった短時間だけ勤務する働き方です。
いずれにせよ、時間での契約になるので、退社時間がくればきちんと家に帰ることができる、または帰りやすい勤務体制なんですね。
もちろん8時間パートをしてしっかり働くこともできます。
自分で時間の使い方を大きく考慮できるんですね。
このように勤務時間が決まっているというのは、特に育児をするママさんには嬉しいのではないおでしょうか。
毎日残業で、学校から子どもが帰ってきても家にお母さんがいない、という事態を避けることができます。
またパート保育士であれば、自分の子どもの行事にも参加しやすく、お休みを取りやすい勤務でもありますよ。
パート保育士のお給料
これだけ条件が良ければ、お給料は少ないんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、その心配は無用です。
平均的なパート保育士の時給は1000円程度の所が多く、レジ打ちなどのパートと比べるとお給料は高い傾向にあります。
一方で、国家資格が必要な仕事として考えると時給が少ないという意見もあります。
しかしこれはもともと、正規の保育士のお給料も少ないので、正規の保育士の月給が底上げされない限りは、パート保育士の時給の底上げも難しいでしょうね。
また、保育施設によってはパート保育士として働いてはいるけれど、正規の保育士と同じぐらいのお給料を貰えるというのも夢ではありません。
院内保育のパート保育士は時給の額も高い傾向にあるようです。
逆に、ご主人の「扶養」から出たくないという要求も通りやすく、そうなると働く時間や、期間をセーブしたりもできるんですよ。
本当に自分の好きな条件で勤められることが、パート保育士の魅力です。
「何を重視して働きたいのか」を考えることが大切
パート保育士というのは、仕事と家庭を両立しやすい働き方です。
パート保育士を目指す時に、一番気をつけなくてはいけないのは、明確なビジョンを持たずに「なんか楽そうだから」と決めてしまうことです。
これは一緒に働く仲間からしてみると時には迷惑になることも。
あなたが保育士として働く時に、一番重視していることは何でしょうか?
1秒でも多く子どもと触れ合うことですか?
自分の時間をしっかり持つことですか?
そういった自分なりの軸を持つことで、パート保育士として働きやすい環境が作れることでしょう。
是非、あなたの持っている「保育士資格」を有効に使って、仕事もプライベートも充実させてくださいね!